ゴムと樹脂とエラストマー

エラストマーというのは弾性のある材質の総称で、
その中にゴム(熱硬化性)や熱可塑性エラストマーが含まれます。
プラスチックなどの樹脂は熱可塑性ですが
一部熱硬化性の材質も存在するようです。
ゴムはクッキー・樹脂はチョコレート

ゴムは熱を加えると固まる熱硬化性
樹脂は熱を加えると溶ける熱可塑性という性質を持っています。
熱硬化性というのは一度熱によって固まると
再度熱をかけても溶けることのない性質です。
「クッキー」を想像してもらうとわかりやすいと思います。
熱可塑性というのは熱をかけると再度成型が可能な性質です。
こちらは「チョコレート」を想像してください。
熱可塑性エラストマーは弾性があり、熱可塑性という性質を持っているため、
ゴムと樹脂の中間の性質を持つと言われています。
ゴムと熱可塑性エラストマーの違い

熱可塑性エラストマーは、ゴムに比べて比重が小さい、成型や着色がしやすい、
再利用が可能等のメリットがあるため、様々な場面で利用されています。
しかし強度面ではゴムに劣るため、パッキン等にはまだまだゴムが使用されています。
使用環境や用途によっても最適な材料は異なります。




