
京都宇治市でゴム製品の加工を行っている株式会社西山ケミックスです。ゴム製品の品質を安定させるうえで欠かせないのが「金型管理」です。ゴム成型では、わずかな金型の摩耗や傷、汚れがバリの発生や寸法不良、成型不良につながることがあるため、適切な保管や管理、定期メンテナンスがかかせません。今回は、ゴム金型の保管・管理方法と、高品質な製品づくりを支えるための西山ケミックスの金型管理体制についてご紹介します。
ゴム金型管理が製品品質に与える影響
ゴムの成型加工では、金型の状態がそのまま製品品質に反映されます。
例えば、
・寸法のばらつきが発生する
・バリが増える
・表面に傷や異物跡が付く
・離型性が悪化する
・成型条件が安定しない
といった問題は、金型の劣化や管理不足が原因となるケースがあります。
また量産品では、わずかな異常でも大量不良につながる可能性があり、品質面だけでなく納期やコストにも大きな影響を与えます。そのため、製造現場では金型を重要な生産資産として管理しています。
金型管理のポイントと西山ケミックスの管理体制
西山ケミックスで保管している金型は、お客様からお預かりしているお客様の大切な資産です。そのため、金型の基本的な管理方法に加え独自のルールを設け、品質維持に取り組んでいます。
1.湿気や錆を防ぐ
金型の大敵は錆です。保管環境の湿度が高い場合、表面に錆が発生し、成型面の傷や品質不良につながることがあります。そのため、湿度管理された場所で保管を行い、長期保管時は防錆処理を行うなど定期的に状態を確認する対策が重要です。
金型は重量があり、床への直置きによって傷や錆、異物付着の原因となる場合があります。西山ケミックスでは、お客様からお預かりした金型を大切な資産として扱い、金型の直置きを行わないルールを徹底しています。専用の保管場所や棚を活用し、金型の状態維持に努めています。
2.金型使用後の清掃を徹底する
成型後の金型には、ゴムの残留物や離型剤、異物などが付着しています。これらをそのまま放置すると、次回使用時の不良原因となるため、使用後の清掃を徹底し、良好な状態で保管することが求められます。
西山ケミックスでは、金型を十分に冷却した後、金型表面を傷つけない工具を使用し、残ったゴムや汚れ、離型剤などを丁寧に除去します。 その後水分や溶剤が残らないよう、ウエスやエアブローを使用し細部まで乾燥させてから保管します。

3.保管場所を明確にする
金型の種類や数量が増えると、保管場所の管理が重要になります。管理番号や保管場所を明確にすることで、金型の取り違え防止や迅速な段取り替え、トレーサビリティの向上につながります。
西山ケミックスでは、すべての金型についてシステム上でマスター管理を行い、製品情報と紐づけて管理をしています。そのため、必要な情報を迅速に確認でき、安定した生産体制につながっています。


金型の定期点検が品質を守る
金型の摩耗や傷は徐々に進行するため、管理体制を整えるだけでなく、日常点検や定期メンテナンスによって早期発見することが品質維持につながります。
特に確認したい項目
1.製品面の傷や摩耗
2.合わせ面の状態
3.錆の有無
4.可動部の動作状況
などがあります。
異常を早期に発見し対応することで、不良品の発生や金型トラブルを未然に防ぐことができます。

長年にわたり多くのゴム製品を成型してきた経験から、金型のわずかな変化にも気付けることが西山ケミックスの強みです。
「いつもとバリの出方が違う」「離型性が変わった」「寸法傾向に変化がある」といった小さな異常を見逃さず、早期に対応することで品質トラブルの未然防止に努めています。
また製造現場と事務所が同じ建物内のため、製造部と営業部が連携しやすい環境も、迅速な対応を支える要素のひとつです。
こうした日々の管理や現場の経験や環境が、高品質なゴム製品の安定供給につながっています。
運営会社のご紹介
株式会社西山ケミックス
京都府宇治市でゴム製品、液晶保護フィルムの加工を行っております。製造業が盛んな京都で、50年以上ゴム製品を加工しております。デザイン・設計・試作・量産を一貫対応しており、図面やデータがない場合でも社内で作成できるため、構想段階からご相談ください。電機・精密機器・医療・住宅設備・OAアクセサリ・生活雑貨など様々な分野に納品実績がございます。加工方法・材料選定などお客様のニーズに合わせたご提案をいたします。お気軽にご相談ください。
【メディア掲載等】
月刊誌 Wedge(ウェッジ)(2025年12月号)
はばたく2021 中小企業・小規模事業者 300社(2021年12月)
「京都モデル」ワーク・ライフ・バランス認定(2013年6月)
ゴム成型に関するお困りごとや、試作・量産に関するご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。


