耐熱性・耐候性・耐水性に優れているEPDMゴムの特徴と使用例について解説します

 

EPDMゴムの特徴

EPDMというのは「エチレンプロピレンジエンゴム」という合成ゴムです。

EPDMゴムは耐熱性・耐候性・耐オゾン性・耐水性に優れており、あらゆる分野で使用されているオールラウンダーなゴムです。一方、耐油性には劣るため油が付く環境での使用には向きません。

 

EPDMゴムの強み3つ

1.耐熱性がある

EPDMゴムは耐熱使用温度が150℃と熱に強いです。また、-40℃前後の環境でも使用でき、耐寒性にも優れています。使用温度が広いのが強みです。

使用例:ラジエーターホースなどの自動車部品

 

2.耐候性・耐オゾン性がある

EPDMゴムは紫外線やオゾンの影響を受けにくいです。そのため屋外で使用しても劣化しづらく、硬化やひび割れなどが起きにくいです。

使用例:屋外で使用する建築関連部品、電線の被膜

 

3.耐水性がある

EPDMゴムは水や水蒸気に対して高い耐性があるという特徴があります。また、加水分解はほとんど起きません。

使用例:水回りで使用されるパッキンやシール材

 

これらの強みがあることから、EPDMゴムは自動車関連部品・建築資材・電線・水回りなど幅広い分野で使用されています。

 

EPDMゴムの弱点

耐油性に劣る

EPDMゴムの最大の弱点は、ガソリンや潤滑油に弱いことです。油に触れると内部へ浸透し、ふやけて膨張し柔らかくなる「膨潤(ぼうじゅん)」と呼ばれる現象が起きます。


油に触れる部分にゴムを使用したい場合は、NBRがおすすめです。
NBRの詳細はこちらからご覧ください。

 

EPDMゴムの特性まとめ

EPDMゴムの特性をグラフと表を使ってわかりやすくまとめました。

可能なJISの硬さ範囲 30~90
引張強さ(kg/㎠) 50~200
伸び(%) 100~800
反発弾性
引裂き強さ
圧縮永久歪
耐摩擦性
耐屈曲亀裂性

耐熱性 150
耐寒性 -60~-40
耐老化性
耐オゾン性
耐候性
耐炎性 ×
ガス透過性(cc.cm/㎠.sec.atm) 15
耐放射線性

ガソリン・軽油 ×
ベンゼン・トルエン
トリクレン ×
アルコール
エーテル
ケトン(MEK)
酢酸エチル
有機酸 ×
高濃度無機酸耐候性
低濃度無機酸
高濃度アルカリ
低濃度アルカリ

※保証値ではありません。

 

西山ケミックスのEPDMゴムを使った製作事例

西山ケミックスでEPDMゴムを使って製作するものは、パッキンやガスケットに使用されることが多いです。硬度40°~70°程度のものを多く取り扱っています。

切削加工やウォータージェット加工で一個から製作可能です。金型を使用した量産も小ロットから対応できます。

また当社では食品衛生法に対応した青色のEPDM材料も取り扱っております。 この材料は食品業界向けで、 食品に混入してしまった場合でも、青色のため発見しやすいという特長があり、食品関連の機械装置などに採用されております。

EPDMゴムに関するご相談・試作等のお問い合わせは、お問い合わせフォームまたはお電話よりお気軽にご連絡ください!

 

運営会社のご紹介

株式会社西山ケミックス

京都府宇治市でゴム製品、液晶保護フィルムの加工を行っております。 製造業が盛んな京都で、50年以上ゴム製品を加工しております。 デザイン・設計・試作・量産を一貫対応しており、 図面やデータがない場合でも社内で作成できるため、 構想段階からご相談ください。 電機・精密機器・医療・住宅設備・OAアクセサリ・生活雑貨など 様々な分野に納品実績がございます。 加工方法・材料選定などお客様のニーズに合わせたご提案をいたします。 お気軽にご相談ください。

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公開日:2016/11/18
更新日:2026/06/15
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